学習の要点

看護師国家試験の現代文

基本的な良問が多く、入試倍率が高いと、結果的に合格最低点は高めになります。
論説文は大きな総合問題としての出題が多く、配点も大きいので、「差のつく」ところです。読解問題で最も重要な要旨をつかむには下記の通りです。

指示語、接続詞に注意して
段落のつながりをつかみ
中心段落をさがし
中心段落の要点をとらえる → 主題

という手順をふみます。
指示語(「これ」「あの」「それ」など)は通常(論説文では特に)、指小される内容より後ろにおかれます。
前の段落全体を指す場合もあるので注意指示語の内容を答える問題では「そのまま抜き出す」のか「意味を答える」のかに注意。

注意点

後者の場合、指示語に代入して意味の通る形で答えます。
接続詞は、段落の最初の語が特に重要。順接(「だから」「それで」)、逆接(「しかし」「けれども」)は結論を後ろにもってくる接続詞。
「さて」「ところで」などは話題を変えて論理を展開させる接続詞。結論はふつうそれより後ろにあります。

結論(=筆者の最も言いたいこと。
主題)が文章のはじめまたは中段におかれることもあり、その場合、続く段落はその理由、言い換え、補足説明を述べるものです。
要旨把握のためには理由、補足、実例や引用、たとえ話などは取り去って考え、大きな意味のまとまりをつかむことです。

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